熊野古道を行く④ 近露~川湯温泉まで中盤

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 近露王子~比曽原王子~継桜王子~中川王子~小広王子~熊瀬川王子~岩上王子~湯川王子~猪鼻王子~発心門王子~水呑王子~伏拝王子~祓所王子~熊野本宮大社~湯峰王子
距離:29.4キロ
時間:8時間30分(標準歩行時間 9時間20分)
10月8日(水)~その2
さて、ご飯も終わり続いて歩こうとしたその目の前に張り紙が。。。
「クマ出没注意!!」
これだけの自然の中、クマさん居るよね~(><)
人間が、自然の生き物の領域を侵しているんですからしょうがないのですが、でもやっぱり会いたくない。。。
実は、ここまで4時間ぐらい熊野古道を歩いてきましたが、誰にも会っていないんですよね。
(山中でカニには会ったんですが・・・・)

携帯は通じないし、やっぱりちょっと怖いですよね(^^;
しょうがないので、歌でも歌いながら進みだすのでした(笑)
30分ほど歩くと、2人づれの老夫婦に会いました。
なんと、昨日もすれ違った老夫婦でした。
少しの間お話をしながら一緒に歩いていきました!!
山ってこういうふれあいがあるので、良いですよね~(^^)
「また、どこかでお会いするかも知れませんね!!」なんて話していたのですが、この方とはなんと明日も会うことになるんです(笑)
そんなことをしているうちに、「発心門王子」に到着!!
ここは、2回目にも書きましたが五体王子の1つであり、とても重要な王子社の1つでありました。
尊厳な社が残っております。
時間が無い方など、ここから熊野本宮大社を目指すコースも良く知られております。
バス停がありますので、交通の便は非常に良いです。
熊野本宮大社まで、大体歩いて2時間ぐらいですかね~。
熊野古道の面影のある道もあるし、今までのコースとは違ってとても歩きやすい道なので、あまり歩きたくないけど熊野古道は味わいたい人には、良いかも知れません。
(こんな感じの道もあります)
↓↓↓

発心門王子でも、昨日会った夫婦の方々に会いました。
こちらの方ともご挨拶をして、先を急ぎました。
この方とも、また明日お会いするのでした(笑)
そうして、歩いていきますと伏拝王子に到着します。
今の熊野本宮大社は、昔の洪水の影響で場所が移動しているのです。
昔の熊野本宮大社の場所は、大斎原と呼ばれております。
今も神聖な場所とされており大鳥居もたっております。
昔、熊野古道を歩いてくると、始めに熊野本宮大社が見えた場所が、この伏拝王子だといわれております。
みんな、「ありがたい」気持ちと「神様への感謝」の気持ちで伏し拝んだということです。
この街道一のスターの写真を撮ることに成功しました!!
そのスタートは・・・・。
『案山子の夫婦』で~す(^^)
この案山子の夫婦、動くんです。。。
遠くから見ると、案山子って分からないんです。
それが、いきなり動いたので、人間のホッシーが驚きました(@@)

どのように、動くのかは・・・・。
見に行ってあげてください!!
なかなか、よく出来ていますよ(^^)v
そして、遂に・・・・。
遂に・・・・。
遂に・・・・。
熊野本宮大社の裏鳥居が見えました\(^^)(^^)/
朝、近露を出てから、6時間が経とうとしていました。

感動です(TT)
感動の熊野大社との対面は、次回です!!
****熊野古道を知ろう ~伏拝王子編~ ****
熊野本宮大社旧社地大斎原をはるかに望む伏拝王子には、平安時代の女流歌人・和泉式部が熊野詣に訪れたという伝説があります。
本宮大社まであともう少しというとき、月のしるし(月経)があらわれます。
そのとき式部は歌を詠みました。
晴れやらぬ 身の浮き雲の かさなりて(棚ひきて) 月のさはりとなるぞくるしき(悲しき)
遠い昔、神社参拝に血の穢れは禁物とされていました。
式部も月のしるしがあらわれた身では参詣できないという嘆きを歌に託し、ここから熊野本宮大社を伏して拝んだのです。
するとその夜、熊野権現が夢の中に現れ、式部に歌を返しました。
もろともに 塵にまじはる神なれば 月のさはりも何かくるしき
和光同塵の神であるから遠慮せず参詣するように、とのお告げです。
こうして式部は晴れ晴れとした気持ちで、無事に参詣を果たすことができたのですした。
わかやま観光情報より
http://kanko.wiwi.co.jp/walk/index.html

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