開口神社とは
開口神社(あぐちじんじゃ)は、堺市にある歴史有る3大神社の1つになります。
開口神社の主祭神の1人である塩土老翁神は、住吉大社の住吉三神して神徳をあらわした神です。
その事より、開口神社は「住吉の奥の院」とも言われています。
また天平18年、行基が境内に念仏寺を建立し、大同元年、空海が宝塔を建てたので「大寺」とも呼ばれています。
御祭神とご利益
御祭神:
塩土老翁神(しおつちのおじのかみ)
素盞嗚神(すさのおのかみ)
生国魂神(いくたまのかみ)
ご利益:安産、開運厄除け
開口神社へ行く
入り口正面の鳥居になります。
そして、鳥居を守る狛犬です。
新しいですが、立派な狛犬です。
江戸時代中期の手水舎
まずは、手水舎に向かいます。
こちらの手水舎は、江戸時代中期の建物になります。
手水鉢には、「家紋」のようなものと「奉」という字が彫られています。
家紋のようなものは、「十字架」のように見えます。
当時、堺には、隠れキリシタンが多く住んでいたと言われています。
そして、それらの面影が多く残っております。
この手水鉢も、その一つではないかと言われています。
この手水舎には、下の写真のような彫り物があります。
すごく変わった彫り物ですよね。
気になって色々と調べたのですが、この彫り物についての記載はありませんでした。
拝殿と本殿
こちらが拝殿と本殿になります。
綺麗な朱色が綺麗な拝殿と本殿です。
よく見てみると、細部の細かな模様や色使いも綺麗です。
開口神社の社紋は、ちょっと変わっています。
「三つ茄」と言う茄子が3つ並んでいるような社紋になります。
こちらも、ぜひチェックしてみてください。
22社の境内社
開口神社には、多くの境内社があります。
特に、この2社には多くの神様が合祀されていました。
境内社の中でも有名なのが、竈神社(かまどじんじゃ)です。
竈神社といえば、防火の神様として知られていますね。
こちらの竈神社は、三宝荒神様を祭っており、台所を守る神様として有名です。
また、竈神社の社殿は、戦後仮殿として持ってこられたものであって、新しく作り直そうという動きもあるそうです。
開口神社は、住吉大社と同じく20年に1度、式年大祭を行なっております。
そのときに、改装をしたいと考えているとのことでした。
そして、こちらは扇塚になります。
横の灯篭が、とても印象に残っています。
毎年11月に使い古した扇を供養する「扇まつり」を行っており、「芸能上達」に効果があるといわれています。
西門前の狛犬
こちらは西門前の狛犬になります。
文久3年に奉納された、歴史ある狛犬です。
写真では分かりにくいですが、とっても大きな狛犬になります。
普通の成人男性よりずっと大きいんです!!
吽形の狛犬は、まるで手でボールを持ち上げているような仕草をしている珍しい狛犬です。
泉南の名水 金龍井
南門の前には、海会寺金龍井があります。
この井戸は、昔は泉南第一の名泉と伝えられていました。
堺は、千利休が生れた地で、千利休がお茶を広めた地として有名です。
昔からお茶に適した綺麗な水が湧き出ていたのではないでしょうか。
千利休が使ったことがあるかもしれませんね。
開口神社 御朱印
地図・住所・駐車場
住所:大阪府堺市堺区甲斐町東2丁1−29
電話番号:072-221-0171
駐車場:あり