江戸総鎮主 神田神社(神田明神)

江戸総鎮主 神田神社(神田明神)

神田神社とは

神田神社は、別名を神田明神と言います。

神田明神の名前の方が、聞きなれている人が多いかもしれません。

1300年以上の歴史を持った神社で、東京の中でも最も古い神社の1つに数えられます。

江戸城(皇居)の表鬼門を浅草の浅草寺と一緒に守っている、風水的にも重要な役割を果す神社です。

江戸の総鎮守の神社で、旧准勅祭社の東京十社の一つになっています。

御祭神とご利益

御祭神:

大己貴命(オオナムチノミコト)

少彦名命(スクナビコナノミコト)

平将門命(タイラノマサカドノミコト)

ご利益:厄除け、縁結び、金運

神田神社へ行く

大きな通りに面した場所に一の鳥居があります。

神田神社

青銅色の綺麗な鳥居です。

一の鳥居を抜けると、すぐに随神門が見えてきます。

 

随神門は、あざやかな朱色の建物で、存在感があります。

その装飾も煌びやかです。

外側の装飾をよく見てもらうと、朱雀・白虎・青龍・玄武の四神獣が彫られています。

門の前では、右大臣と左大臣が門を守っています。

随神門の裏側も同じような造りになっております。
裏側で神田神社を守っているものは、何だと思いますか。

神田神社

実は、神馬が門を守っています。

今にも動き出しそうな、躍動感のある神馬です。

手水舎と龍の爪の数

随神門を抜けると、左側に手水舎があります。

神田神社

手水舎に行くと、龍が居る事が多いですよね。

この龍の爪の本数を気にしたことってありますか??

爪が5本ですと中国から来た龍。

爪が4本ですと韓国から来た龍。

爪が3本ですと日本古来からの龍。

といった感じに、爪の本数が違っているとのことです。

そのようにみると、神田神社の龍は日本の龍ですね。

大黒様と恵比須様

手水舎の横には、大きな大黒様がおられます。

御祭神である大己貴命は、大国主神(オオクニヌシノカミ)の若い頃の呼び名になります。

大国の読み方を変えると「だいこく」って、読めませんか?

言い伝えられている風貌やその読み方などから、大国主神と大黒様は、同じ神様だと言われています。

そして、同じく御祭神である少彦名命は、恵比須様と同じ神様だと言われています。

神田神社

古事記では、大国主神が国造りをするときに、波の彼方より天乃羅摩船にのって来訪して、大国主神を補佐した話は有名です。

この2柱が一緒に祀られているのは、建国当時をイメージでき、素晴らしいですね。

鳳凰堂と鳳凰

拝殿に向かいます前に、拝殿の左横に休憩所やお札・お守りを売っている建物があります。

この建物を「鳳凰堂」と言います。

建物の上をよく見てい見ると、鳳凰が守っておられます。

神田神社

こちらも、お見逃しないように!!

御神殿

御神殿に向かいます。

神田神社

屋根のブルーが綺麗で、目を引く社殿です。

この社殿ですが、権現造の鉄筋コンクリート、総漆塗りとなっており、珍しい造をしています。

昭和9年に作られ、昭和20年の東京大空襲にも耐えられた社殿で、国の有形文化財に登録されています。

社殿を守っている狛犬です。

とても強そうな狛犬です。

しかもこの狛犬、とても大きいんです。

2メートルぐらいあるんでしょうか。

すごい迫力の狛犬です。

坂東三獅子の獅子山

社殿の右わきに、獅子山があります。

神田神社

残念ながら、子供の獅子は、関東大震災で破損してしまったようです。

享保時代に作られた獅子山だけあり、現存している親獅子2体は立派な仕上がりとなっております。

本殿を囲む 摂社・末社

御社殿を囲むように、多くの摂社・末社があります。

1つだけ紹介させていただきます。

籠祖神社になります。

神田神社

境内社の中でも古い神社になり、寛政7年にできたと言われています。

この神社の狛犬です。

大きさは、それほど大きくないのですが、威厳のある狛犬です。

その他、摂社、末社の狛犬になります。

末廣稲荷神社

小舟町八雲神社

水神社

江戸総鎮守の名の通り、素晴らしい神社でした。

どうぞ、お参りくださいませ。

神田神社 御朱印

地図・住所・駐車場

住所:東京都千代田区外神田2丁目16−2

電話番号:03-3254-0753

駐車場:若干あり

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