花の窟神社

花の窟神社

花の窟神社とは

「伊弉冊尊は軻遇突智尊の出産時に陰部を焼かれて死んでしまう。」

日本書紀の有名な一文です。

伊弉冊尊は、様々な神様を生みました。

しかし、人々の願いを叶えるために火の神である軻遇突智尊を生むときに、命を落としてしまいます。

人々は、季節の花を添えてイザナミをこの地に祀りました。

そのことより「花の窟神社(はなのいわやじんじゃ)」と言われるようになりました。

御祭神とご利益

御祭神:

伊弉冉尊(いざなみのみこと)

軻遇突智尊(かぐつちのみこと)

ご利益:安産、縁結び、商売繁盛

花の窟神社に行く

花の窟神社の駐車場は、一の鳥居のすぐ目の前にあります。

信号を曲がってすぐの所にありますので、とても分かりやすいです。

一の鳥居

まずは、一の鳥居です。

花の窟神社

「日本最古」と書かれています。

これは日本書紀に「花の窟」として登場することから来ています。

イザナミが亡くなった後に祀られたことから、イザナミの御陵などともいわれています。

手水舎と丸石

手水舎に向かいます。

花の窟神社

手水舎に行くと、綺麗な丸い石があるのにビックします。

よく丸石には、神様が宿ると言われております。

そして、この丸石にも神様の力が宿っています。

実はこの丸石、ご神体である磐座から落ちてきた石だと言われています。

痛いところをさすってからこの石に触れると、たちまち治ってしまうと言われています。

参籠殿の前に、狛犬が居ました。

新しい狛犬です。


ご神体の磐座

参籠殿を抜けますと、目の前に立派なご神体が現れます。

花の窟神社

このご神体の大きさは、70メートルとも言われています。

その大きさは、写真には納まりきれないほどの大きさになります。

見上げてみると、縄が掛けてあることに気がつきます。

花の窟神社

こちらはお網かけ神事で使う縄になります。

天照大神、月読尊、素戔嗚尊の3神と、7つの自然神を敬うお祭りです。

日本書紀にも書かれているように、毎年二回、この縄に花が添えられます。

ご神体の前には、大きな御幣があります。

花の窟神社

花の窟神社は、昔より神殿のない自然崇拝の神社です。

靴を脱いで白石に登ることが、神殿に昇るのと同じ意味を持つと言われています。

火の神様を祀る 王子ノ窟

イザナミの御幣の反対側には、カグツチの尊が祀られています。

花の窟神社

カグツチは、イザナミが最後に産んだ神様です。

イザナミは火の神様カグツチを産むときに大やけどを負い、亡くなってしまいます。

それに怒ったイザナミの夫のイザナギは、カグツチを殺してしまいます。

産まれてすぐに殺されてしまった可哀そうなカグツチノミコトにも、しっかりとお参りをしてあげてください。

白石の奉納所

イザナミの御幣の横には、絵馬石の奉納所があります。
花の窟神社

神社の横にあります海岸から石を拾ってきて、願い事を書いてこちらの奉納します。

金運アップ黄金竜神

奥に行きますと、龍神神社があります。
花の窟神社

ここで有名なのは、写真にも書いていありますが黄金竜神様です。

運気上昇・金運アップとなっています。

地図、住所、駐車場

住所:三重県熊野市有馬町上地130

電話番号:0597-89-2881

駐車場:あり

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