まるで竜宮城 赤間神宮

まるで竜宮城 赤間神宮

赤間神宮とは

主祭神の安徳天皇は、平清盛の娘である建礼門院の子供です。

壇ノ浦の合戦で平家の敗北が確定すると、入水自殺を図り、この地に手厚く祀られたといわれています。

赤間神宮は、明治時代になって行われた神仏分離以前は、阿弥陀寺(あみだじ)というお寺でした。

神仏分離の際に、神社に改称したのです。

御祭神とご利益

御祭神:安徳天皇(あんとくてんのう)

ご利益:安産祈願、水難守護

赤間神宮に行く

下関のICを降りて10分ぐらい走ると、赤間神宮が見えてきます。

食べ物屋さんが集まるカモンワーフやフグのせりで有名な唐戸市場、水族館の海響館などがあり、一日楽しめるスポットになっています。

駐車場は、赤間神宮のすぐ目の前にあります。

まずは、一の鳥居です。

赤間神宮

お正月近くに行ったため、初詣の参拝者も多く、とても賑わっています。

竜宮城のような水天門

先に進みますと、「水天門」が現れます。

赤間神宮

とても特徴的な建物ですよね。

実はこの水天門は、おとぎ話を元に作られているんです。

何を元に作られたかと言いますと竜宮城です。

目の前に海、この門構え、まさに竜宮城ですね!!

赤間神宮

赤い門と、白い壁、そして青い空。

おとぎ話の世界に来たかのように綺麗でした。

さらに進んでいきますと、狛犬が迎えてくれます。

赤間神宮

赤間神宮

両方とも口をあけている阿像なのですが、球を持っている手が違います。

台座の透かし彫りも、とても立派です。

水が張られた拝殿

さらに登っていきますと、拝殿が見えてきます。

赤間神宮

拝殿を守る狛犬たちです。

赤間神宮

赤間神宮

先ほどの狛犬と言い、体のラインがしっかりとしており、まるで生きているかのような狛犬たちです。

赤間神宮の内拝殿をみて、驚きました。

なぜなら、水が張られているからです。

赤間神宮

まるで水に浮いている神殿のような感じがして、とても神秘的です。

拝殿の脇には、水天供養塔が建てられています。

赤間神宮

こちらの供養塔は、水難者なども供養しているとのことです。

耳なし芳一を祀る芳一堂

さらに奥に行きますと、「耳なし芳一」を祀る芳一堂があります。

赤間神宮

耳なし芳一のお話をご存知でしょうか?

実はあの物語の舞台は、ここ赤間神宮なのです。

芳一堂の横には、平家一門の平家塚があります。

耳なし芳一は、毎夜、ここに呼ばれて琵琶を引いていたのでした。

祀られている木造には、耳がありません。

亡霊に耳をもぎ取られた芳一の象が祀られているのです。

鎮主八幡宮

赤間神宮の拝殿の右手には、鎮主八幡宮があります。

赤間神宮

この八幡宮は、宇佐から岩清水に御分霊を勧誘する際に日本の西の守り神として建てられたと言われています。

宇佐神宮の朱色にたとえられて、美しい朱色の建物になっています。

中には、立派な拝殿狛犬が居ました。

赤間神宮

赤間神宮

とても、生き生きとしています!!

中国からやってきた大連神社

右手の階段を登っていきますと、大連神社(だいれんじんじゃ)があります。

赤間神宮

門を守っている狛犬です。

赤間神宮

赤間神宮

可愛い表情ですね!!

この狛犬、どこかで見覚えはございませんか?

実は、赤間神宮の入り口に合った狛犬とこちらの狛犬は、中国の大連市からの贈り物なんです。

この大連神社は、現中国の大連市に鎮座していました。

第二次世界大戦の敗戦後、この地に移されてということです。

大連神社の社殿です。

赤間神宮

赤間神宮

祀らてている神様は、

・天照皇大神

・大国主大神

・明治天皇

・靖国神

と、そうそうたる神様が祀られています。

紅石稲荷神社

大連神社の隣には、紅石稲荷神社(べにしいなりじんじゃ)があります。

赤間神宮

この稲荷神社は、安徳天皇を奉じて西走する際に、伏見稲荷神社から伏見稲荷大明神を勧誘してこの地にやってきました。

そして、見晴らしいの良いこの場所に祀ったと言われています。

とても綺麗に、鳥居が並んでいます。

赤間神宮

社殿といい、鳥居といい、朱色がとても鮮やかで、本当に綺麗でした。

赤間神宮は、歴史的な事柄も多く、見どころも多い神社です。

ぜひ、お参りくださいませ。

御朱印

赤間神宮

地図・住所・駐車場

住所:山口県下関市阿弥陀寺町4−1

電話番号:083-231-4138

駐車場:あり

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