住吉神社とは
萩市にある住吉神社。
大阪の住吉大社から勧請されたと言われている。
御祭神とご利益
御祭神:
住吉三神
底筒男命(そこつつのおのみこと)
中筒男命(なかつつのおのみこと)
表筒男命(うわつうのおのみこと)
ご利益:航海安全・漁業繁栄・交通安全
住吉神社に行く
山口県萩市にある住吉神社に行ってきました。
格式高い、昔ながらの街並みに囲まれた中に神社はあります。
まずは正面の鳥居に少し驚きました。
とても立派な扁額です。
鳥居が出来たのが「嘉永元年」と書かれていますが、この額もその頃に作られたものでしょうか??
鳥居の大きさと比べると額がずいぶん大きいので、額が先に作られて、鳥居は何らかの理由で後で建てられてんじゃないかとか、色々と想像をして楽しんでしまいました。
拝殿と狛犬
境内に入りますと正面に拝殿が見えます。
拝殿を守る狛犬がいました。
立派で、綺麗で、見惚れてしまう狛犬です。
この立派な狛犬に似合うように、台座もとても立派です。
表の鳥居を見たときから素晴らしい神社だとは思っていましたが、こんなに綺麗な狛犬に逢えるとは思わなかったので感激です!!
拝殿に向かいます。
そのお話とは、1652年に浜崎の商人が商売のために大阪に向かいました。
その途中で難風に遭った時に、住吉宮を勧進すると祈ったところその商人は助かりました。
帰国後、この話を申し出ると勧進が許可され、この地に住吉神社が建てられました。
中をのぞくと、奥に内拝殿と「住吉宮」の大きな額が見えます。
内拝殿の奥に、本殿があります。
鰹木がなくて千木が3本見えます。
とても珍しいですね。
恵比寿神社と稲荷神社
住吉神社のすぐ脇には境内社があります。
こちらも、とても歴史のありそうな鳥居です。
その鳥居をくぐると、「恵比寿神社」と「稲荷神社」があります。
2つのお社が、1つの建物の中にあるのが珍しいですね。
しかも入口は2つあるんです。
この社は、新しく建てられたばかりの様でした。
写真にはとっていないのですが、天井には色鮮やかな絵が描かれていて綺麗でした。
この綺麗な絵がこれから何百年もこの神社を彩っていくんだと考えると、すごい瞬間に立ち会えた事を本当に嬉しく思いました。
全国でも珍しい御船倉
少し歩いたところにある御舟倉があります。
昔は、お殿様の舟をしまっていた倉との事です。
御舟倉で屋根がついているものは、全国でもとても珍しいと地元の方が仰っていました。
お祭りをしていたので、中を見ることが出来ました。
昔は、ここら辺も海でした。
それなので、ここに船を停めることができたわけです。
なぜ、神社のブログにこの御舟倉を出したかといいますと、下の写真を見てください。
昔は、ちょうどこんな感じになっていたようです。
住吉神社の住吉三神は、言わずと知れた海の神様。
そして、住吉神社と御舟倉の位置関係を見てみると、どちらを先に作ったのかはわかりませんが、きっと住吉神社の正面に当たる位置に、御舟倉を作ったのでしょうね。
こちらの住吉神社は、地元の方々の海での安全を守っていたのはもちろん、藩のお殿様の船の安全も守っていた、とても立派な神社だったのです。
そう考えると、鳥居や狛犬が立派なもの分かりますね!!
萩の美しい海と町並みに囲まれた住吉神社。
とても素晴らしい神社ですので、ぜひ、お参りくださいませ。
地図・住所・駐車場
住所:山口県萩市大字浜崎町浜崎4区240
電話番号:0838-22-0849
駐車場:不明