大野原神社とは
大原野神社は長岡京に都が移された際に、藤原氏の氏神様である奈良の春日大社の分霊の勧請を受けて出来た神社です。
延喜式神名帳にはその名前は確認できませんが、後に二十二社の1つに列した神社です。
御祭神とご利益
御祭神:
武御賀豆智命(たけみかずちのみこと)
伊波比主命(いわいぬしのかみ)
天之子八根命(あめのこやねのみこと)
比咩大神(ひめおおかみ)
ご利益:
大野原神社はバスの本数が少ない
大原野神社に行くには、バスでの移動になります。
私は、阪急の桂駅から「臨西2」のバスに乗りました。
バスは1時間に一本ほどしか出ておらず、桂駅から大野原神社の最寄のバス停の「南春日町」までは、30分ぐらいです。
南春日町のバス停から大原野神社までは、標識もありますので迷わずにいけると思います。
歩いて5分から10分ぐらいになります。
帰りのバスは、阪急の「東向日駅」行きが1時間に1本の割合であるので、便利だと思います。
その他のバスは、接続が厳しい感じがしました。
バスが少ないので、公共交通機関でお越しの方は、予めバス停で時間を調べてからお参りに行かれるといいと思います。
大野原神社に行く
昔ながらの商店、町並み、畑を見ながら歩いていきますと、大原野神社の一の鳥居に着きます。
鳥居の奥は階段になっていて、その先は森に包まれています。
森の先に何があるのか?
ミステリアスな雰囲気を持つ神社です。
鳥居をくぐり、階段を登っていきます。
当日はとても天気が良く、木々の隙間から多くの光が漏れていました。
日の光を浴びて、木々が生き生きと緑に輝いていたのが、とても印象的でした。
この神社の参道は、とても綺麗です。
階段を上がると、すぐに二の鳥居があります。
黒光りした立派な鳥居です。
こちらは石の鳥居になります。
参道を歩いていきますと、右手に池が見えてきます。
蓮に覆われている大きな池です。
この池の名前を「鯉沢の池」と言います。
この大原野神社は奈良の春日大社からできていると言いましたが、この鯉沢の池は、奈良の猿沢の池を模して作られたと言われています。
橋を渡りますと祠があります。
鯉沢の池を守る祠でしょうか??
池の周りの見所を、何箇所かご紹介します。
まず1つ目は、「瀬和井(せがい)の清水」です。
こちらは、清和天皇の産湯の清水とも伝えられている、とても由所ある清水なんです。
昔から枕詞として、多くの和歌にも詠まれている清水です。
もう一つは、池の反対側にある摂社の若宮社です。
祭神は天忍雲根命(あめのおしくもねのみこと)で、主祭神である天児屋根命の子供と言われています。
水徳の神様になります。
本殿へ向かう
さらに進んでいきますと、三の鳥居が見えてきます。
今までの2つの鳥居とは違って、綺麗な朱色の鳥居です。
前の2つの鳥居は、太くて男性的な雰囲気を感じましたが、こちらの鳥居は、細くて女性的な感じがします。
鳥居をくぐる前に、鳥居の前の手水舎で身も心も清めましょう。
さすがは京春日と言われるだけあります。
手水舎も鹿です!
しかも、春日大社の手水舎とほぼ同じ形のような・・・・。
中門に向います。
4柱が祀られておりますので、中には本殿が4つあります。
中門の前には狛犬がいます。
鹿の狛犬です。
とても立派ですね。
顔がとても優しい顔をしていますね。
左の狛犬には宝珠が乗っています。
宝珠とは「願いをかなえる珠」と言われている、とてもありがたいものです。
最後に、中門の右手にはご神木が立っています。
この大きなご神木ですが、この木は何の木だと思いますか?
実は、この木はもみの木なんです。
もみの木と神社。
異色のコラボレーションのような気がしましたが、実際に見てみると中々良かったです。
ちなみに樹齢は450年(推定)だそうです。
山間にある、とても優しい感じであふれている神社です。
春は桜、秋は紅葉でも、人気があるようです。
ぜひ、お参りくださいませ。
御朱印
地図、住所、駐車場
住所:京都府京都市西京区大原野南春日町1152
電話番号:075-331-0014
駐車場:あり