神々の住む竹生島

竹生島とは

 
 
竹生島は、
琵琶湖の北部に浮かぶ島です。
 
竹生島(ちくぶしま)は、
「神の斎く(いつく)住居(すまい)」を意味し、
まさしく神々の住む島として、崇められてきました。
 
島には居住スペースはなく、
都久夫須麻神社(つくぶすまじんじゃ)と
宝厳寺(ほうげんじ)からなっています。
 
島自体がパワースポットとして有名です。
 

御祭神とご利益

 
 
【都久夫須麻神社】
御祭神:
市杵島比売命(いちきしまひめのみこと)
宇賀福神(うがふくじん)
浅井比売命(あさいひめのみこと)
龍神(りゅうじん)
 
ご利益:水難守護、航海安全、商売繁盛
 
【宝厳寺】
御本尊:弁才天(べんざいてん)
 
ご利益:恋愛成就、開運厄除け
 
 

竹生島に行く

 
 
「月も日も波間に浮かぶ竹生島」と言われるように、
古くからこの島の美しさは和歌などに詠まれていて、
浅井三姉妹のお江もこの島を訪れたと言われています。
 
竹生島に行くにはいくつかのルートがありますが、
私は彦根からのルートで竹生島に向かいました。
 
竹生島神社
 
さあ、船が出港します。
 
琵琶湖を駆け巡る船は、
波も少なくとても気持ちよく進んでいきます。
 
たまには船旅も良いですね!!
 
そして出発から40分、
だんだんと竹生島が近づいてきます。
 
竹生島神社
 
左手にみえるのが竹生島です。
もうちょっと近づいてみます。
 
竹生島神社
 
ここまでくればもう少しです。
 
竹生島が綺麗に見えています。
 
さらに近づくと建物が見えてきます。
 
竹生島神社
 
さあ、竹生島に上陸しましょう!!
 
竹生島神社
 
ちなみに、こんな船でのクルーズになります!!
 
竹生島に入るには、入島料の400円が必要となります。
 
400円を支払い先に進みます。
 
はじめは登りが続きます。
 
竹生島神社
 
みなさん、頑張って上がっていっていますね!!
 
まだ、着いたばかりでテンションが上がっているので、
足取りも軽くドンドン進んでいきます。
 
しばらくすると鳥居が現れます。
 
竹生島神社
 
竹生島神社と書いてありますね。
この鳥居を更に進むと、また、鳥居が現れます。
 
竹生島神社
 
こちらは宝厳寺の鳥居でしょうか?
 
 

とても美味しい端祥水

 
 
こちらの鳥居のすぐわきには、
端祥水(ずいしょうすい)と言うお水があります。
 
竹生島神社
 
水に困っていた住職の夢枕に御本尊が立たれ、
「この場所に井戸を掘りなさい」と言ったそうです。
 
その場所を掘ってみたら水が出てきたのが、この端祥水です。
 
こちらのお水は、「おいしい」と評判です。
 
私も一口いただきましたが、とても美味しかったです。
 
竹生島に来ましたら、この端祥水を召し上がってみてください。
 
いつの間にか、ずいぶんと上がってきました。
 
竹生島神社
 
海が綺麗に見えます。
もう少し階段が続きます。
 
竹生島神社
 
結構急ですよね。
 
若いうちは良いですが、
年をとってからですときつそうです。
 
 

日本三大弁財天 宝厳寺

 
 
階段を登りきると、正面に本堂が見えてきます。
 
竹生島神社
 
本堂の大弁財天は、
江の島、宮島と並ぶ「日本三大弁財天」の1つで、
その中でもっとも古い弁財天です。
 
そのために宝厳寺の弁財天は、
「大」の文字をつけて大弁財天と言われています。
 
宝厳寺の弁財天は、楽器の琵琶を持っており、
湖上安全を守る神として信仰されてきました。
 
現在では、楽器を持っているので、
芸能の神としての信仰も熱くなっているようです。
 
また、本尊の弁財天は行基が刻んだものとされていて、
秘仏となっています。
 
開扉は60年に一度となっていますので、
開扉の時期には、お参りに行かれることをお勧めします。
 
本堂を後にして更に進んで行きますと、
立派な三重の塔が見えてきます。
 
竹生島神社
 
朱色が綺麗な立派な三重塔です。
 
こちらの塔は、
350年ぶりに平成12年に再建されたそうです。
 
塔の横には、
片桐且元が植えたと言われるモチの木があります。
 
竹生島神社
 
とても立派なモチの木ですね。
形がとても綺麗です。
 
まるで、キノコのようです。
なんと、樹齢400年だそうです。
 
そして、何と言っても、
この場所からの眺めがとっても良いんです。
 
竹生島神社
 
海や島が綺麗に見えて、
みんなこの場所で記念撮影をしていました。
 
島の中では、
一番高い場所になるんではないでしょうか??
 
三重塔を後にして、先に進みます。
 
更に進んでいくとたくさんの仏像を安置したお堂があります。
 
竹生島神社
 
小さな観音様がいっぱいです。
とっても可愛いですよ!!
 
そして、ここら辺から、一気に下りになってきます。
 
竹生島神社
 
こんな感じで景色もとっても綺麗です。
 
だいぶ歩いていると思うんですが、
疲れを忘れさせてくれます。
 
さらに進んでいきますと、国宝の「唐門」が現れます。
 
竹生島神社
 
歴史を感じさせてくれる、とても立派な門ですね。
 
この門ですが、
秀吉が建てた大阪城の一部ではないかと言われているそうです。
 
大阪城の一部だとすると、現存する唯一の物だそうです。
 
中に入り進んでいきますと、
船廊下という渡り廊下があります。
 
竹生島神社
 
なんで船廊下と呼ばれているかと言いますと、
朝鮮出兵の時の秀吉公の船櫓(ふなやぐら)が作られているから、
そのように呼ばれているそうです。
 
天井を見てもらえると、
なんとなく船の感じが残っているのが分かるかと思います。
 
外から見てみるとこんな感じになっています。
 
竹生島神社
 
こうやって見ると、
凄い崖の上に建てられているのですね。
 
歴史的にも建築技術的にも、凄いですね!!
 
 

龍神様がいる 都久夫須麻神社

 
 
船廊下を抜けますと、
都久夫須麻神社の本殿のすぐ脇に出ます。
 
竹生島神社
 
遠くから見ても立派な本殿です。
 
装飾もとても綺麗で、
多くの人々がカメラを構えていました。
 
都久夫須麻神社
 
上の写真の赤い幕の内側が上の写真になります。
 
そして、この黄色い幕の内側は、
伏見城から移築された部分だと言われています。
 
宝厳寺の唐門と言い歴史的な建物が続いています。
 
それだけこの島が、昔から信仰されていたのが分かりますね。
 
この本殿の前には、2つの社があります。
 
竹生島神社
 
竹生島神社
 
そして、こちらを守る1対の狛犬です。
 
 
竹生島神社
 
竹生島神社
 
大きさも小さく、とっても優しい感じの狛犬ですね。
 
この本殿の向かいには、別の建物があります。
 
竹生島神社
 
中に入ってみますと、
皆さんがかわらに何かを書いていました。
 
じつは、この建物の先には鳥居があります。
 
竹生島神社
 
このような感じです。
 
2枚のかわらのうち、
1枚には自分の名前を書き、2枚目には願い事を書きます。
 
自分の名前、願い事を書いたかわらを投げて、
鳥居の間を通過すると願いがかなうと言われています。
 
この建物には、竜神の拝所があります。
 
竹生島神社
 
こちらは、竜神様が祀ってあるのですが、
とても強いパワーを感じる場所でした。
 
拝所を守る狛犬です。
 
竹生島神社
 
竹生島神社
 
竜神様を守る、竜の狛犬です。
 
普通にみたら、ヘビに見えなくもないですね。。。
 
また、こちらの建物には、
しゃもじがいっぱい奉納されているのに気が付きます。
 
竹生島神社
 
そこらじゅうに、大量のしゃもじが奉納されています。
 
竜神拝所を後にして、先に進みます。
 
正面に本殿を見て、本殿の右側を進んでいきます。
 
すると、こんな可愛いカッパさんが・・・・。
 
竹生島神社
 
更に進んでいきますと、また別な建物があります。
 
こちらは、常行殿です。
 
竹生島神社
 
仮の拝場があります。
 
さらに先に進んでいきますと、
海に出ることができます。
 
竹生島神社
 
ここまで来ると、本当に人がいません。
 
階段を下りる途中で、マムシでしょうか。
 
ヘビにも会いましたので、
行かれる方は注意していかれてください。
 
こちらは、放生会斎庭になります。
 
竹生島神社
 
竜の狛犬に守られています。
 
竹生島神社
 
竹生島神社
 
誰もいない中、
まるで琵琶湖を独り占めしているような感じでした。
 
静かで、落ち着きます。
 
船の時間がきまっているので船着き場に向かいます。
 
その途中で見つけたのが黒竜堂です。
 
竹生島神社
 
こちらの社は、
きっと竜神様にちなんで祀られているんでしょうね。
 
その後ろにある、御神木がとても凄いんです。
 
竹生島神社
 
とても凄いパワーですよね。
 
その凄さに、まさに圧倒されてしまいました。
 
最後の最後まで、見どころいっぱいの竹生島です。
 
神様と仏様が一緒に居る島、竹生島。
 
とても素晴らしい島でした。
 
ぜひ、お参りくださいませ。
 
 

御朱印

 
 
【都久夫須麻神社】
 
都久夫須麻神社
 
 
【宝厳寺】
 
宝厳寺
 
 
住所、電話番号、駐車場
 
 

 

 

住所:岐阜県長浜市早崎町
電話:
駐車場:フェリーの乗り場にある

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