富士山本宮浅間大社とは
富士山本宮浅間大社(ふじさんほんぐうせんげんたいしゃ)は、駿河一之宮の神社で、日本国内に1300社ある浅間大社の総本宮になります。
富士山をご神体としており、富士山の山頂に奥宮があり、富士山の8合目以上は御神域になります。
表富士を望む「陽」のエネルギーを富士山本宮浅間大社。
裏富士を望む「陰」のエネルギーを北口本宮富士浅間神社。
2社が富士山の陰と陽のエネルギーを司っているます。
御祭神とご利益
御祭神:
浅間大神(あさまのおおかみ)
木花之佐久夜毘売命(このはなのさくやびめのみこと)
※浅間大神と同一神と言われている
ご利益:火難消除、安産、家庭円満
富士山本宮浅間大社に行く
車でのアクセス
B級グルメの富士宮焼きそばで有名な富士宮駅のすぐそばであり、車で行きますと富士山スカイラインの入口に神社はあります。
電車でも車でも、アクセスしやすい場所にあります。
駐車場と大鳥居
駐車場にあります大鳥居です。
とても大きな朱色の明神鳥居です。
当日はあいにくの天候でしたが、晴れていればこちらから富士山も見えるのでしょうか??
ただ、駐車場に着くころには雨も上がっていましたので、感謝しながら先を進んでいきます。
石畳の参道と石の鳥居
鳥居を抜けると、真っ直ぐな参道が続きます。
とっても綺麗な参道です。
遠くには鳥居も見えています。
石の明神鳥居です。
狛犬が神社の入口を守っていました。
少しふっくらとしていますが、とっても優しい表情の狛犬です。
まるで神社の優しい雰囲気を象徴するかのように感じました。
鏡池
すぐ先には両脇に池があり、その真ん中に橋がかかっています。
鏡池になります。
そても綺麗な水で、池の中は透き通っています。
そして、鏡池の名前の通り、まるで鏡のように周りの景色を映していました。
女性らしい楼門と3つの石
更に進んでいきますと、立派な楼門が見えてきます。
楼門の左右に配置されている随身は慶長19年の作品で、楼門に掲げられている扁額は文政2年に書かれた物です。
とても歴史のある楼門です。
楼門の前に大きな石があります。
この石は、鉾立石と言います。
明治初年まで行われていた、山宮御神幸の際に使われていました。
神霊が宿った鉾を運ぶ際、人が休憩するときにその鉾を石の上に置いて休んだそうです。
その他にも珍しい自然石があります。
一つ目は南極石です。
南極奥地より氷河に乗り幾億年もの歳月を経て流出し、地吹雪により風化したもので、第七次南極観測船ふじの乗組員により採取されました。
なぜ、この神社に奉納されているのかは分かりません。
二つ目は、火山弾です。
これは富士山噴火の時に、地中の岩が火熱のために溶けて空中に吹き上げられ落下した際に、酸化して冷却したものです。
この様に形が整って大きなものは、珍しいといわれています。
富士山の噴火の際に、富士山本宮浅間大社の神様の水徳をもって、噴火を鎮めたとの言い伝えがあります。
その伝説からしても、この石はこの神社を語るうえでも大切な石になります。
二重の楼閣造の本殿
楼門をくぐって中に入りますと、目の前に拝殿が見えてきます。
拝殿の後ろにあるのが本殿になります。
とても変わった形ですね。
二重の楼閣造で浅間造と言われています。
絶世の美人の神様を祀ってある本殿だけあり、女性的で美しい拝殿、本殿です。
こちらの本殿、拝殿、楼門は、徳川家康公の寄進によるものと言われています。
綺麗なだけではなく、歴史的にも貴重な建築物です。
すこし違った角度から見てみましょう。
この角度から見ていただくと、二重の楼閣造が良く分かっていただけるかと思います。
すべてを祓う 湧玉池
拝殿の左側を抜けていきますと、湧玉池があります。
湧玉池の手水舎です。
左手には湧水をくめるスペースがあります。
こちらの湧水は地元の方も生活水として使っている、とても綺麗な水になります。
パワーストーンを浄化したら、ピカピカになりました。
昔は富士山登山者は、この霊水に禊ぎをして登山する古くからの習わしでした。
行かれるかたは、ペットボトルなどをご用意して行かれると良いと思いますよ!!
そして、湧玉池です。
この池については、何と言ったらいいのか、言葉で上手く言い表せません。
ただ1つ言えるのは、湧玉池を見ているだけで心が洗われます。
日々の嫌な事であったり、後悔していたことであったり、そんな嫌な事をすべて忘れて、自分を認めてあげることが出来る。
そんな気持ちにさせてくれました。
こちらの神社を訪れた際には「少し多くの時間を過ごしてもらいたい」そんな場所です。
富士山と富士山からの湧水に囲まれた、とても気持ちの良い神社です。
ぜひ、お参りくださいませ。
御朱印
地図、住所、駐車場
住所:静岡県富士宮市宮町1-1
電話:0544-27-2002
駐車場:一の鳥居前に駐車場有(有料)